社団法人 日本ヒューマンバリュー開発協会を設立するにあたり、ヒューマンバリューとは何かという問いを改めてしてみました。もちろん<人間の価値>ということですから、そのままの解釈で特に難しいことではありません。
我々はなんのプロかといえば基本的に<社会人研修>を生業にしているわけで、研修技術のプロでいいわけです。哲学的にとか、人間科学的にとか純粋にかつ学術的にかつ専門的に極める必要はありません。ただ、<人間の価値>ついて、過去、何が考えられ、現在何が研究されているのかということについて関心があった方が良いでしょう。
私は、この団体では講師の先生がたに大いに活躍し、存分にオリジナリティを発揮していただきたいと心より思っております。そのスタッフをさせていただくことを心より光栄に思っています。
我々の機能の一部として、<お勉強情報 提供機能>があるのではないかと考えました。
<ヒューマンバリュー>に関わることでいえば、古代から人間というものを考えてきた先人たちは沢山います。そんな意味でのおさらい的なものも含めて、簡潔にまとめさせていただこうと思いました。
具体的には古代ギリシア哲学から現在の人間科学といわれる分野まで、非常にラフですが要点を抑えておきたいと思います。 難しいことをやさしく、やさしいことを深くという研修講師としての資料としても役立てていただければと思います。
たとえば<経営理念>ということがなぜ必要かなどと考えてみたとき、2500年前にすでにプラトンが非常に近いものを提言していました。現在も脈々とプラトン主義は活きています。
私は哲学をとことん研究する気はないし、学者になるつもりも毛頭ありません。皆様への情報提供者としてちょっと勉強し、<ヒューマンバリュー開発>の一助になればと思っております。
代表理事 渡邊 修
これから研究開発していくこと
1.<ヒューマンバリューの歴史的考察>
2.人間科学のトレンド紹介
3.以上の基礎にもとづく研修ツールの作成